「単語が覚えられない」と困る英語学習者の方は、本当にたくさんいらっしゃいます。それは、大人も学生さんも子どもも同じ。
ここでは、我が子たちが英検2級以降、どのテキストを使って単語を克服していったか、お世話になったテキストをご紹介します。ただひたすら書いて覚える、という方法ではなく、右脳に働きかけながら身につけていけたおすすめのテキストばかりなので、参考になれば幸いです。
【英検対策】英単語をとにかく覚えたい!
文法は理解しているし長文も読める。ただ、単語力があと一歩、という方はたくさんいると思います。我が子も同様でしたが、英検準1級からはとにかく単語力が合格を左右します。たった一つの単語がわからないだけで、設問に答えられない、キーワードとなる単語の意味がわからない…本番のテストで絶対に避けたいですよね。
【単語を流れで覚える】文で覚える単熟語
【音声アプリ対応】英検準1級 文で覚える単熟語 4訂版 (旺文社英検書)
準1級も1級も毎日持ち歩いた『文で覚える英単語』。通称『文単(ぶんたん)』。科学、教育、テクノロジーなど、分野別テーマの文章を読みながら単語を覚えていくテキストです。
多くの人が苦手分野の単語は、後回しにしがちではないでしょうか?このテキストなら、テーマに沿った単語がいくつも出てくるので「この分野の時にこの単語」と関連づけて覚えていくことができます。
ネイティブによる音声も聞けるので、リスニング対策にも。我が子たちは、シャドーイングをしてスピーキング対策としても活用していました。
また文単は、単語力だけでなく、知識も増えていくので読みものとしても最適。実際、知識を得るために『文単』の日本語訳を読むよう勧めている塾講師もいるほどです。

【単語を問題から覚える】語彙問題完全制覇
(MP3音声無料DLつき)出る順で最短合格! 英検準1級 語彙問題完全制覇[改訂版] (英検最短合格シリーズ)
英検の大問1のような問題集。問題を噛み砕いて読み解きながら語彙を覚えていくことができます。我が子たちは、語彙を使い、類似文を作成するという方法で、語彙力をつけていきました。
こちらは英検1級用ですが、解説文がとてもわかりやすいことが特徴です。中学生にでも分かる文章で、類義語も併せて紹介してくれているので、想像しやすいこともポイント。我が子たちは英検リーディングはいつも合格点ギリギリですが、それでも合格出来たのはこの完全制覇のおかげだと思っています。

【単語を語源で覚える】英単語の語源図鑑
単語のスペルミス連発で対策に困っていた時、英語講師から教えてもらった『語源図鑑』。
単語をインプットする時、単に覚えるのではなく、辞書でラテン語・ギリシャ語の語源から覚えるとよい、とのアドバイスをいただき、即注文したこの『語源図鑑』。
結果、購入して大正解!単語の接頭辞、接尾辞、語根を理解し、スペルのミスが圧倒的に減りました。
イラストは好みが分かれそうですが、うちの子たちは余計な先入観なく、喜んで眺めていました。

英検やTOEFLはライティングが必須です。1点でも点を稼ぐためには、スペルミスなどで減点されるのは本当に勿体無い!このテキストのおかげでライティングの点数が伸びました。
この図鑑は続編もあります。2冊揃うとほとんどの単語がカバー出来るので、こちらの続・語源図鑑もおすすめです。
単語を効率よく覚えて最短で英検合格へ!
英語力は単語力だけあっても仕方ない、という人はいますが、私はやはり単語力は基礎力であり、合格を左右すると思っています。
しかし、おうち英語育ちの子どもに単語を覚えなさい、という方法はなかなか難しいのです。そこで効果的だったのが、圧倒的に『文単』と『語源図鑑』でした。
息子は英検2級合格後、『文単』を5周以上、毎日音源もきいてスピーキングの練習もしていました。飽きずに取り組めたのは、文単が「読み物」だったからです。ノンフィクションが好きな息子は、短いお話を毎日少しずつ読む感覚で文単に取り組み、自然と単語を身につけていきました。
うちの子たちは、Twitterやインスタで出てくる様な「〇歳で英検1級合格」というような頑張りさんでも天才型でもありません。ただひたむきにコツコツ積み上げて、時間をかけて英検合格を手にしてきました。時間はかかりましたが、十分に染み込ませてきたので、誰に負けない英語力が身につきました。これも、ここで紹介したテキストのおかげです!
今回ご紹介したテキストが、英語学習者の皆さんの参考になりますように。