リスキリング(Re-skilling)とは、職業能力の再開発や再教育、新しいスキルを身につけることや、学び直すのことを意味します。
最近よく聞く言葉ですよね。
実はこのリスキリング、おうち英語の保護者の方、育児中のママなどに当てはまる言葉なのです。
【リスキリング】おうち英語とやり直し英語
私が0歳の長女を育児している頃は、「リスキリング」という言葉も「おうち英語」という言葉もありませんでした。でも当時、わたしは娘と2人きりの狭い社宅で、英語のかけ流しをしながら中学英語や高校英語の問題集を少しずつ復習し、英語のやり直し学習をしていたのです。
平成のリスキリングとおうち英語です。
ここでは私が取り組んできた、おうち英語をしながらのママのリスキリング英語(学び直し英語)をご紹介します。
【リスキリング英語①】中学英語の復習
「高校受験英語」など、中学英語が一度に復習できるような問題集を解くことから始めました。中学英語ですから、解説を読めばすぐに思い出し理解を深めることができました。
また、問題集が終わった後は、『マーフィーのケンブリッジ英文法』でもう一度始めから英語を始めました。この本は、コミニケーションに使える英文法が学べる、という内容です。
この『マーフィーのケンブリッジ英文法』、中学英語問題集とほとんど変わらない内容なので「日本の中学英語は素晴らしい」と再認識しました。
【リスキリング英語②】英語字幕で子どもと映画を観る
掛け流しCDは赤ちゃんの頃だけで、子どもがTVを見れるようになってきた頃からディズニー映画や、リトルアインシュタイン、機関車トーマスのミュージックビデオなどを見始めました。そこには必ず英語字幕をつけて、セリフを覚えるまで繰り返し見ました。そしてシャドーイングをしたり、発音を真似したり、フレーズを覚えたり。
子供向け映画でも無駄なシーンなどひとつもありません。映画に出てくるママのセリフは本当に使える英語です。今でも当時覚えたセリフを子どもたちに向けて使うことがあります。
【リスキリング英語③】子供に読み聞かせをする
英文法を復習して、映画のセリフを覚えたあとで本を読むと、リズムや発音が自然とできるようになっています。完璧ではないけど気にしない!と子どもと本を読み始めました。
おひざの上で、やわらかく小さな子どもと過ごした時間は宝物です。動画が残っていなくても、本を見ればその時間を思い出します。
【リスキリング英語④】フォニックスを子どもと一緒に覚える
私たち親世代はフォニックスという発音学習法を学校で習いませんでした。今は英語学習者なら必ず耳にする言葉です。だから、私はこのフォニックスを子どもと一緒に学ぼうと思い、始めました。
今ならYouTubeを開けばたくさんフォニックスに関する動画がみつかります。しかし当時はそれすらありません。幸いフォニックスCDソングと、フォニックスのおもちゃがあったので、繰り返し同じものを聞いて遊んで、完璧にフォニックスを覚えました。
そのおかげで、単語の成り立ち、発音が理解出来て、本がスムーズに読めるように。大人になってからでも、効果は十分にあったと感じています。
この育児中のフォニックス再学習のおかげで、「英語の発音が素晴らしい」と英会話スクール講師として採用されました。
これこそ育児中のリスキリングのおかげです。
育児中のリスキリングはおうち英語の強い味方
リスキリングと聞くと、通信教育や難易度の高い資格を想像するかもしれません。でも、学び直し英語なら、すぐに始められるリスキリングです。
おうち英語をやってみような、でも自信がないな、という保護者の方もいるかもしれませんね。私もそんな1人でした。
手探りで始めた学び直し英語は、子どもと共に出来、そして必ず身につくもの、そしてその時間が全て宝物の思い出の時間になるのです。
育児中のリスキリングはかけがえのない時間となります。お子さまと共におうち英語に取り組む方への参考になりますように。