【おうち英語ロードマップ】英検2級合格体験記

英検

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アメリカで生まれた次男は、現地で集団生活することなく2歳半で帰国。アメリカの記憶は全くなく、現地の英語も全く覚えておりません。

アメリカ国籍もミドルネームもある息子が英語が話せないのは、将来いじりの対象になるかもしれないと案じ、おうち英語を継続してきました。

そんなおうち英語育ちの次男が小学3年生で英検2級に合格。

これまでの次男のおうち英語の記録を兼ねて、ロードマップをご紹介します。

としの離れた3人目のおうち英語はかなりゆるく反省してばかりの内容ですが、みなさんの励みになれば幸いです。



【おうち英語体験記】英検2級合格までのロードマップ公開

【英検2級合格までのおうち英語】0〜3歳まで

  • TV英語音声の掛け流し
  • 車内洋楽
  • 簡単な語りかけは英語
  • 英語音声のおもちゃ

母親の私は英検準2級レベルの英語力。発音に自信があり短文話しかけは得意ですが、難しい長文英語は苦手です。

次男には、7歳年上の姉と5歳年上の兄がいます。この2人は当時英語の方が得意でしたが、2人とも学校に行っているので、昼間は母親と2人きり。

3人目の育児ということもあり、正直かなりゆるいおうち英語です。当時、私自身が料理番組が好きで、アメリカの料理番組をよく見ていました。

音の出るおもちゃは英語音声のものにしていましたが、普通の男の子なので、トミカや電車のおもちゃなど、英語に関係のないおもちゃで1人遊びする毎日でした。1番歳が近い兄とも5年離れているので、対等に遊ぶ相手はいませんでした。

次男は発語が遅い方でした。英語と日本語が半分ずつ。バイリンガルは言語の成長が遅い、と聞いていたので、焦ることなくゆっくり見守りました。

話しかけは、その日の気分(ゆる過ぎ)。英語の日もあれば日本語のだけの日も。次男はとまどうことなく全てに素直に反応してくれてました。

【英検2級合格までのおうち英語】3〜6歳

  • 中国の日系幼稚園へ入園。日本語指導。
  • TVとYouTubeが英語音声
  • 父母との会話は日本語
  • 兄弟間の会話は英語
  • 幼稚園は日本語

3歳からは中国へ駐在になりました。

言語のゴールデン時期』と言われている3歳からをどう過ごすか悩みましたが、上の2人の兄姉が日本語で苦労している最中だったので、日系の日本語保育の幼稚園を選択。英語とは無縁の生活が始まりました。

幼稚園では日本語のみ(時々中国語)。そのため、帰宅してから英語のTVや YouTubeを見たり、兄姉が英語で話しているのを少しずつ覚えるだけで、英語を習うことはしませんでした。

また、私が上の子供たちで手一杯だったので、英語の本も全く読み聞かせしませんでした(猛省)。上の兄姉の勉強や宿題、習い事の送迎をしている間、次男は大人しくずっとYouTubeを英語でみていました。

多視聴のみのおうち英語の次男。幼稚園生活は日本語、両親と話すのも日本語なので、やはり日本語の方が圧倒的に多く、次男の話す英語は兄弟間の生活英会話のみ。英語の本も全く読んでいないので、当時次男が英語を読めたのかどうかも分かりません。

【英検2級合格までのおうち英語】6歳〜8歳(小1〜小2)

  • 日本へ帰国。小学校へ入学
  • 自宅では英語YouTube、Netflixに英語字幕をつけて見る
  • 車内は洋画DVDを英語字幕をつけて見る
  • 英語のマンガを自分で読むようになる
  • 兄姉との会話は英語

学校は当然日本語なので、英語は自宅内のみ。帰宅するの時間が年々遅くなるので、おうち英語時間も激減してきて、小2の終わり頃から焦り始めました。

「次男は正しい英語が身についているのだろうか?」

こう思ったのがきっかせで英検を目指すことにしました。

【英検2級合格までのおうち英語】8歳(小2後半〜小3)

  • 英語YouTube、Netflixに英語字幕をつけて見る
  • 車内は洋画DVDを英語字幕をつけて見る
  • 英語のマンガを自分で読む
  • 兄姉との会話は英語
  • 個別英語レッスンでリーディングと読み書きの指導を受ける

絵本の読み聞かせも全くせず(猛省してます)、TVとYouTubeだけで過ごしてきた次男に一体どうやって今更英語を教えていこうか、と呆然としている中、英語の本がなんとなく読めることに気付きました。

なぜだろう?

次男の行動をよく観察していると、自分からYouTubeやNetflixを見る時、英語音声、英語字幕に変えていたのです。兄弟が多いと家の中が常にうるさいので、兄姉が日頃から英語字幕を付けて動画を見る習慣を真似したのでしょう。

そして、常に字幕を読みながら聴いている、ということに気付きました。「なるほど、音と文字を繋げていたのか」と。

しかし、このまま放置しても発展性がないので、アメリカ人の個別レッスンでリーディング指導を初めて受けることにしました。

同時に、まずは英検準2級を受けてみて、今の英語力を確認してみることにしました。

なぜ準2級なのか。3級の過去問をしてみたところ、簡単過ぎると感じたこと。次男はYouTubeやNetflixで、子ども向けノンフィクションを見て理解することも出来ていたからです。

自宅で過去問をしてみたところ、準2級のリーディングは概ね8割は取れている様子。しかしまだまだ小さい小学2年生の子どもに長時間の公式テストは大変だろうな、と思います。ダメ元の気持ちで受験しました。

ただし、ライティングは1ヶ月ほど練習しました。実は初めて英文を書いた次男(猛省)。dbqpがぐちゃぐちゃ、大文字小文字の区別もついていない、I がいつまでたってもiのまま。ほぼ全てスペルミス。こんな悲惨な状態から修正するのは本当に骨が折れました。ただ、初めてのことを正しい方法に導くだけですので、スポンジに水を吸わせるようにぐんぐん吸収してくれたことには救われました。

結果は一発合格。しかも一次試験は+10という快挙。

これは2級もいけるのでは?と親の欲目が出てしまい、2級に挑戦してみることにしました。

【英検2級合格までのおうち英語】9歳(小3後半)

英検準2級のレベルは日常で使用する英単語と言われています。次男がライティング以外、特に勉強することなく合格できたのも、日常英会話に長年触れてきた積み重ねの結果です。合格できたのは、自然なことだったと言えるでしょう。

しかし2級は、高校卒業レベル。時事問題など、幼い小3の次男にはやはりハードルが高く感じました。過去問やライティングの勉強を初めてから「これは次男には難し過ぎるのでは…」と不安になってきました。

合格、不合格の問題ではなく「英語を嫌いになってしまわないか」という心配です。

日本語の方が多い今の日常生活の中で、なんとかおうち英語を維持しているのは「英語の方が楽しい」というささやかな気持ちからでした。しかし、英検がきっかけで「英語難しい」と思ってしまったら元も子もありません。

しかし一度始めた挑戦を、受験せずに止めてしまうのは教育上得策ではない、と判断。精一杯頑張って勉強してみよう、と励ましながら3ヶ月かけて勉強しました。

分からない、書けないと泣きながら勉強した日々。しかし苦労した甲斐あって、英検2級も無事に合格しました。

相当ストレスとプレッシャーをかけていたのでしょう。合格を知った次男は号泣していました。



【おうち英語ロードマップ】猛反省した英検2級受験

結果的に英検2級に合格しましたが、かなり辛い思い出となる経験となってしまいました。

これまで全く本を読まずに多視聴だけで、おうち英語したつもりになっていたこと。やはりおうち英語といえども、ライティングやフォニックスなどの基礎は小さい頃に親がきちんと教えた方がよかったと後悔だらけです。

流暢に喋れていると思っていた英語も、順序立てて話せないことや、語彙力、構成力などもまだまだ未熟だということもわかりました。  

次男は中学受験はいたしません。だから、兄姉と同様に小学校卒業までに英検準1級、中学卒業までに英検1級を目指します。

今回の、合格したけど猛反省の英検2級受験の経験を鑑みて、今後は真摯におうち英語に取り組んでいきたいと思っています。

おうち英語を頑張っているみなさんへ、参考になれば幸いです。


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