【リスニング対策】おうち英語小学生の英検2級対策

おうち英語育ちの次男の英検2級合格体験談、リスニング対策編です。

次男は生まれた時から英語CDを聴かせて育ってきました。ベビーベッドのそばにはスピーカー、車の中でもCD。洋楽やディズニー英語ソングなど1日のほとんどを聴いて育ちました。

英語の番組も自然と見ていたので、YouTubeを見る様になってからも、英語でYouTube見るのはごく自然な流れ。無理なく英語多視聴を続けてこれました。

ここではその次男の英語多視聴の日々が英検にどのように効果があったかをお伝えします。

【おうち英語】小学生の英検2級対策・リスニング編

我が子3人とも、生まれた時から英語を聴かせていたので、リスニングには全く苦労せずに育ちました。

逆に、全く聞かせずに中学校に入ってから初めて英語に取り組んだ友人のお子さんは「リスニングが全く出来ない」と困っています。それほどリスニングは差がつきやすい分野なのだ、と改めて思います。

英語には日本語にない音やリズムがあり、慣れるまで相当な時間がかかることが、英語の特徴です。

「英語を聞かせればいいんだね」と日本語字幕をつけて洋画を見せるご家庭があります。確かに英語を聞いていることになりますが、日本語字幕が読める小学生は、字幕を読むことに一生懸命になり、いつのまにか英語音声をシャットアウトしてしまいます。これでは意味がありません。

だから、英語をたくさん聞かせてリスニングに慣れさせるためにはやはり幼い頃からのおうち英語が最も効果があるといえるでしょう。

では、小学生から始めたおうち英語のリスニングはどうしたらいいか？私自身が初めて英語を聞いたのは小学4年生でした。毎日20分程度ですが、毎日英語を聞き続けることで、中学生になる頃にはリスニングが最も得意になっていました。

今ではYouTubeやNetflixなど簡単に英語番組を見ることができるので、お子さまが興味のある番組を探して、とにかくたくさん見て聴くことが1番の近道です。

英検2級のリスニングは内容がやはり複雑になります。社会問題的な内容に加え、間違えやすい回答があり、ひっかけ問題の連続のような印象です。ここが、分かりやすい回答だった準2級との大きな違いです。

そのため、必要なのは単語力と予測力。ここでYouTubeを活用します。

日頃、お子さまはYouTubeを楽しく見ているかもしれませんが、英検対策としてノンフィクションを見るクセをつけていきましょう。リスニングの力をつけるためには量と語彙を記憶する時間、そして慣れが必要。YouTube活用には3ヶ月から半年という長い時間が必要ですが、最もお手軽に身につく方法です。

次男は、幼い頃からYouTube多視聴で育ちました。自由に好きな楽しいものだけを見てきたので、学習要素のある番組は見慣れていません。でも、ノンフィクションも見始めてしまえば、集中して見てくれます。

特に、「環境問題」「食料問題」など、お子さまにとって初めて学ぶ分野を、最初に英語で聞くことは英検対策には効果的です。

アメリカは、学校に行かず家庭内で学習するホームスクールが法律で認められています。そのため、家庭学習の助けとなる子供向け社会番組がとても充実しているのです。

YouTubeを活用して、英検2級レベルにふさわしい番組を多視聴して、知識と単語を蓄積していきましょう。

YouTubeは上手に活用すれば、素晴らしい教材となりお子さまの英検対策に役立ってくれます。

次男が英検前に繰り返し見たYouTubeはこちら

自然界から歴史上人物まで幅広い分野の動画があり、見やすい映像と共に音声で学べます。どれも10分程度で飽きません。次男は、夕飯前の10分や、歯磨き後の10分などを利用して動画をみることで知識と語彙が増えました。

英検2級のリスニング対策はYouTubeのおかげといっても過言ではありません。

英検2級は、生活用語から発展した社会的問題や難易度がぐっと上がった内容が多いことが特徴です。そのため、子供同士で英語で会話しているだけでは英検2級レベルの単語を会話内で使うことはまずないでしょう。

そのためには、英会話に成熟した大人と話、その声、喋り方、話すスピードなどに慣れることも必要。次男の様に、日頃兄弟や子供としか会話しない場合は、英検リスニング対策として先生が正しく指導してくれる英会話レッスンも非常に効果的です。

スピーキング対策かと思われがちな大人との英会話レッスンですよね。しかしリスニングは、問題を読む、聞く、回答するという流れ。実は英語力を1番問われる技能なのかもしれません。

おうち英語の親子のみなさんは、英検準2級までは順調に合格できる方が多いと思います。しかし、2級は別格。次男も2級の高いハードルに怖気付きました。

確かに短期間で詰め込めば合格する対策方法もあるかもしれません。しかし、我が家が次男に望むのは、英検2級という資格ではありません。資格のために勉強するのは、我が家の方針と違うので、知識を増やしながら、自然と語彙を覚えていった、というやり方になりました。

この方法が合う方、合わない方、様々だと思います。しかし結果として「たくさんの知識を英語で吸収することが出来た」という成長を感じる英検2級への取り組みとなりました。

時間をかけて取り組んだので、受験してすぐ忘れてしまう知識ではなく、蓄積されています。この取り組みを続け、数年後に次のステージに挑戦してみたいと思っています。

この経験が、これから英検を受けるおうち英語のみなさんの参考になりますように。