かわいいボードブックの絵本の読み聞かせは、とても愛おしい時間ですよね。わたしも、この時間がずっとずっと続けばいいと思いながらおうち英語をしてきました。
しかし、時間は確実に流れ、子どもは大きくなります。いつまでもボードブックを読んでいる訳にはいきません。
しかも私は英語リーディングがあまり得意ではない…この先どうしよう、と考えていた頃の体験談です。
【おうち英語】絵本の読み聞かせが苦手なママ
子どもはいつでもママの声が大好き。発音が上手い下手は関係ありません!ママに読んでもらいたいのです。
しかし当の私は、本の文字が多くなってくるとかなり苦痛になってきました。
リーディングを続けていくには英語力をつけていかなければなりません。子どもの英語力を上げるためには
- 英語を英語で理解するイマージョン式
- 英語を日本語で理解する勉強方法
この2種類の方法があります、
どちらが良いというわけではありません。
まず、このどちらの方法がお子さまに合っているか考えましょう。
おうち英語のリーディングは外注
実際に我が家が選んだ方法や、リーディングを伸ばしてきた方々の体験談をご紹介します。
①家庭教師
我が家は家庭教師にお願いしました。リーディングやライティングなど、要望通りに指導してくれる、バイリンガルの良い先生がいたからです。日本語が強い長女には、基礎から教えてくれる日本人の先生がぴったりでした。また、私も質問しやすかったことは大きな助けとなりました。
②オンライン英会話
レベル別のカリキュラムがあり、画面共有をして長文を読み、質問に答えたりするオンラインレッスン。英会話も兼ねているため、利用していた友人の親子は共に気に入っていました。こちらはネイティブ先生のイマージョン(英語を英語で学ぶ)式でした。
こちらのママも同じく「もう私が教えられなくなったから」とのこと。
③英語多読
知人のお子さんは英語多読。タブレットで自分のレベルに合った本を自力で読む方法。音読をするわけではなかったようですが、いつでも手軽に読み進めることができるので、どんどんレベルアップしていきました。
自力で読む、ということが特徴であり自信につながったようです。
④アフターのリーディングクラス
プリスクールやキンダーなど、子どもの英会話スクールのリーディングクラスに入る方法です。地域によっては、このようなクラスがない地域もあるので身近にあればラッキーです。
幼稚園や学校が終わったあとの放課後、同じ年齢の子どもが集まり、年齢に応じたリーディングをグループ指導。主にネイティブの先生によるイマージョン式指導です。
知人のお子さんは、このクラスが合っており小学2年生で英検準2級に合格されました。
リーディングもおうち英語
こちらはママが頑張り、おうちでリーディングを勉強していくパターンです。
①親子でリーディング
子供のレベルと合わせながら本を購入し、分からない単語は自分たちで調べ読み進めていく、おうち英語の理想形ですね。こちらの親子は英検も一緒に受け続けたそうです。
②通信教育
タブレットで行う通信教育。主に英検対策が多いようですが、通信教育を利用してリーディングレベルを上げる親子も。英検の内容は主にノンフィクションですので、お子さまの好みと合えばリーディングの吸収も速いでしょう。知人のお子さまは、単語力をあげることを目的に利用されてました。
③公文
英語のリーディング力をあげることで以前から定評のある公文。幼稚園で帰国した知り合いの帰国子女のお子さまは、英語維持に利用していました。
④市販のテキスト
英検を軸に、5級から取り組んで行った知人のお子さま。何冊もテキストや過去問題をしていくとだんだん読めるようになってきた、とのことです。
⑤中学英語教科書を使う
中学英語の教科書と、教科書ワークを使って勉強する方法。
元塾講師の知人は、中学英語教科書を自費で購入し、お子さまに教えているようです。レアな方法ですが将来に確実につながる勉強法ですね。
おうち英語はリーディングの取り組みで英語力アップ
言語の習得は「聞く」「話す」「読む」「書く」の順番で身についていきます。
おうち英語をしていると、英語で会話をするとそこで大満足してしまいます。そして子どもが英語を喋ると「この子は英語が完璧!」と勘違いをしてしまいます。実際、私がそうでしたから。
私たち親世代は、英語で話すことを習わない時代に育っています。そのため、とにかく「英会話」「話す」ことに強く憧れる世代になってしまいました。
だから子どもが話せると、「読み」「書き」も出来ると思ってしまうんですね。
私は二カ国目駐在のために中国語を勉強しました。文法よりも生活のために「話す」ことを優先した勉強法です。実際、話せるようになりましたが、書くこと•読むことを勉強しなかったので、帰国後あっという間に忘れてしまいました。私に限らず、子供たちも同様。早く話せるようになった分、忘れるのも一瞬でした。
それくらい「読み」「書き」は大切なのだと痛感しています。
おうち英語でリーディングにお悩みのみなさまの参考になれば幸いです。