英語力維持出来ない?帰国子女が辛かった3選

帰国子女

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帰国が決まると、私がまず心配したのは「英語維持」についてでした。泣きながら学校に通い、苦労して身につけた英語は、日本の学校に通ったら全部忘れてしまうのかしら、と。

この悩みは、日本で英語保育プリスクールから小学校へ入学する時の状況と似ています。私と同じように心配される方はいらっしゃるのではないでしょうか。

私がどのようなことに悩み辛い思いをしたのか、英語維持の観点からお伝えします。

同じようにお悩みの方の参考になりますように。

【帰国子女の英語維持】維持できない⁈辛かった3選

海外駐在員と日本で英語保育プリスクールへ通っている方との違いは、英語に対する熱量です。(※私の主観です。偏見に感じられたら申し訳ありません)

「まずは現地生活を健康に楽しんでくれればそれで満足」と願って現地校へ送り出す駐在員家族は意外と多いのではないでしょうか?

そのためか、英語維持の情報も少なく、噂通りは日本に到着した瞬間に全部忘れてしまうのかな、と不安になりました。

しかし、私は帰国の頃には「絶対に英語維持したい」と強い意思がありました。ここでは帰国して「維持が出来ない」と悩み辛かったことをご紹介します。

【辛かったこと①】維持教室が見つからない

私が帰国した地域は地方都市のさらに地方。維持クラスどころか、英会話教室を探すのも一苦労する地域でした。帰国子女財団の英語保持教室に行くためには、片道1時間半も運転しなくてはなりません。隣の市、更に隣の市までと、範囲を広げて理想の維持クラスを探し続けましたが、すぐには見つかりませんでした。

見つかっても、話を聞いたり見学させてもらっているとあっという間に時間が経っていきます。結局、維持のための英語教室をみつけるのに3ヶ月もかかってしまいました。

英語維持教室探しの記事はこちら。

【辛かったこと②】おうち英語の時間がない

小学校へ行って昼間は日本語環境でも、おうち英語を充実させれば大丈夫だろう、と当初は思っていました。学校から3時に帰ってきたとして、6時間は英語に使えると計算。ところが、これは大きな誤算でした。

  • 新しい友達と遊びに出かける
  • 学校の部活で帰宅が遅い
  • 習い事

こんな風に忙しくしていると、あっという間に6時。学校の宿題をして、漢字の勉強などしているとおうち英語をする時間はほとんど取れない毎日となってしまいました。

幼稚園の頃や現地校がいかにゆったりした生活だったのか、と痛感します。

学校の宿題以外にも、勉強はそれなりに必要。我が家は中学受験はしませんでしたが、中受を控えている方は学校以外の勉強も必要でしょう。

おうち英語をたくさんしたいのに、気付いたら8時、という日が続くと本当にショックでした。やりたいのに出来ない現在が本当に辛かったです。

英語のための時間を取ることがいかに大変か伝われば幸いです。

【辛かったこと③】テレビがつけれない

海外にいた時は、テレビをつけても英語でした。ところが日本ではテレビをつけると日本語です。どのチャンネルを回しても日本語しか映りません。

また、クラスメイトとの会話についていくために日本のテレビ番組も見なければならない時もあります。CMからの情報もコミュニケーションツールとして大切です。

未就学時の頃は、親がテレビ主導権だったかもしれませんが、小学生になると自分でつけてしまいます。日本のテレビはダメとは言いませんでしたが、いつもモヤモヤしていました。

(この対策として、我が家はテレビのアンテナを思い切って外しました。そしてDVDやBlu-rayしか見れないようにしました)

帰国子女が帰国!英語維持は本当に大変!

予想はしていましたが、忙しい毎日に追われていると英語の時間が目に見えて減っていきます。

私はそれまで、英語維持が出来ないのは、本人や家族の維持が弱いからだと思っていました。しかし、そうではないことが帰国してようやく分かりました。

我が家は「英語の時間がなくなっては困る!」と対策を凝らして維持に必死な1年間が続いたおかげで、維持できました。しかし、もし「仕方ない」と気を抜くと、1ヶ月でかなり英語を忘れていると思います。

というのも、中国語を我が家は1ヶ月で完全に忘れてしまったからです。

我が家は中国駐在時、中国語を習っていました。簡単な会話は出来、街中でも道を尋ねられれば答えるくらいは出来ていました。

ところが、中国から帰国後、引越し・転校・環境の変化などで3週間ほど中国語を全く使わない日々が続くと、ほとんど忘れてしまっていたのです。とくに子供は顕著に現れます。もしこれが英語だったら…と思うと、背筋が凍りました。

英語維持の期待度にもよりますが、もしこれまでの英語力を少しも劣らせず維持したい気持ちがあるなら、毎日の維持対策に力を入れることをお勧めします。

「すぐに思い出すでしょ」と油断している方もいるかもしれませんが、新しい生活は、記憶を上書きしていきます。

できれば、新しい生活が始める前に、日々のおうち英語対策を今から始めていくことが理想です。

この経験が、参考になれば幸いです。


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