日本には、プリスクールやキンダー、インタープリ、プリキンダーなど、様々な呼び方があるので混乱するかもしれません。
プリスクールとは、未就学児の子どもを英語で保育するところ。
多少の差異はあるかもしれませんが、一言で言うと「英語保育の子ども園」ともいえますね。
このブログでは総称して「プリスクール」と呼んでいます。
今回は、そんなプリスクールの後悔しない選び方について、私が勤務経験した2園と海外プリスクールに通った3園をもとにご紹介します。
【プリスクール】後悔しない選び方!5つのポイント
大切なお子さまをお預けになるので、保護者の方も慎重に検討されると思います。しかし、あちこち見学しているとだんだん何を重要視したいのか分からなくなってくることも。
「その目線では考えたことなかった」と後悔しないために、見学時に注目すべき園のポイントをご紹介します。
【プリスクール見学ポイント①】欧米系先生にこだわらない
プリスクールにはネイティブの先生がいらっしゃいますが、欧米人の先生は根強い人気があります。外国人の雇っているスクール側も、欧米人先生の人気が高いことを知っているので欧米人の先生を強くアピールすることも。逆に、なぜかアジア系の先生のことはあまり紹介しません。アジア人はやはり欧米人にいまだ憧れるところがあるのかもしれませんね。
私が出会った数々のアジア系の先生は、親日で子ども思いの優しくユニークな方ばかり。
プリスクールを探す時、つい欧米系先生の方が本物の英語を話すのではないか?と思いがちですが、こだわる必要は全くありません。
【プリスクール見学ポイント②】日本人スタッフや日本人保育士の使用言語
プリスクールによって大きく違うところは日本人スタッフの言語です。
- 日本人スタッフも保育士も全員英語を使用。園児への語りかけもすべて英語のスタイル
- 日本語のみの保育士と英語を話す日本人スタッフの両言語で保育するスタイル
- ネイティブの先生以外は日本語
プリスクールに求めることはご家庭によって様々です。
お子さまをどのような環境で過ごしてもらいたいかは保護者の方が決めること。ご家庭でよく考えてからスタッフさんの様子を観察してみてくださいね。
【プリスクール見学ポイント③】入園条件があるかないか
プリスクールによって入園条件は様々です。
- いつでも誰でも受け入れてくれる園
- 帰国子女や園が指定した英語レベルに達しているお子さまに限定する園
- 入園時期が決まっている園
プリスクールはそれぞれ英語環境を整えるために独自の条件や英語レベルを求めている場合があります。それは、お子さまにとっても園にとっても必要なこと。なぜならせっかく入園してもよくわからないまま過ごしている、英語が分からず泣いて一日が終わってしまう、などがないようにするためでもあります。
3歳以下のちいさなお子さまの場合、入園条件があるところはほとんどないでしょう。しかし、年少さんクラスからは園によって入園条件を定めているところがあるので、事前の確認が必要です。
たとえば、私が現在勤務中のプリスクールは「半年以上の英語保育経験、又は帰国子女」という入園条件があります。これは、ママと離れ突然外国人先生のクラスに入っても、戸惑わず混乱せず、1分も無駄にせずクラスを楽しんでほしい、という強い思いが込められいます。
「春から入園しようと思っていた」と計画していても、入園条件で入れない、ということにならないように、早めに見学や体験入園の問い合わせを始めることがポイントです。
【プリスクール見学ポイント④】一日のスケジュールや目標をチェック
幼稚園や保育園にそれぞれ校風やポリシー・教育法があるように、プリスクールも園によって全く違います。
- アメリカ現地校に基づきSciense,Mathも取り入れる園
- 英検や文法など読み書きを重要視する園
- 遊びやスポーツ、アクティビティから英語を学ぶ自然派の園
お子さまの性格や、クラスの人数、先生やアシスタントのフォローなど、事前に見学や説明会などで詳しく聞いておくと安心です。
【プリスクール見学ポイント⑤】外国人講師が常駐かパートタイムか
入園してから「そうだったの?」と驚いたプリスクールがあります。
外国人ネイティブの講師が常駐ではなく10時と2時の計2時間しかクラスにいない、というプリスクールもあるのです。見学した時は、10時から1時間みせてもらったので、1日中一緒にネイティブと過ごすと思い込んでしまったとのこと。
確認不足で悪意はなかったと思いますが、このようなプリスクールも実際あるので一日中ネイティブ先生と一緒に過ごすスタイルを希望する方は、重要な確認ポイントです。質問しにくいと思いますが、後悔しないためにも必ず確認しましょう。
プリスクールに入園するなら絶対後悔したくない
大切なお子さまの、大切な幼児期、貴重な敏感期を過ごすプリスクール。
地域によっては「英語保育はここしかないから」と一択で決めてしまうこともあるかもしれません。もし、プリスクールがその園ひとつしかなくても、今回ご案内したチェックポイントは必ずしておきましょう。
園選びは、通学のしやすや、お弁当や給食、アレルギー対応、外遊び、など多くの確認事項があるため、英語条件は後回しになりがちです。しかも情報がまだまだ少ないのが現実。
「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、プリスクールの選び方のポイントをご紹介しました。
これから見学や体験されるかたの参考になりますように!