バイリンガル英語育児で後悔している3つの本音

帰国子女

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先にお伝えするのは、英語をしてきたことへの後悔は全くありません!子どもたちは英語圏から出たあとも、英語維持に集中したのでバイリンガルに育ちました。英語をやってきて本当によかったと心から思ってきます。

ただ、英語育児をする中で、やはりこうすればよかった、という後悔がいくつかあります。

今回は、後悔している本音3つをお伝えします。

【英語育児】後悔している3つの本音

我が家には子ども3人いますが、3人とも日英のバイリンガルです。そして、全ての年齢に対し、日本語の方が劣っています。ただ、今後家族で海外に住む予定もありませんし、日本の高校、日本の大学へ進学予定です(親の希望ではなく、子供が望んでいる)。子供たちは英検1級、TOEIC900以上キープ。英語が得意なことは日本ではとても有利ですが、日本に住んでいるのに日本語が弱いことは非常に不利だと日々感じます。

では日本語のどの部分が不利なのか、どこを後悔し反省しているのかをお伝えしていきます。

【後悔している本音①】漢字を親が丁寧に教えるべきだった

我が子たちは中国では日本人学校。日本と同じ教育を日本語で受けれるので、日本語に対してまったく心配せず、むしろ英語維持に必死でした。だから、漢字も学校に丸投げ。家では宿題をパパッと終わらせて、英語維持のために英語でTVや英会話をかなり重要視していました。

プリスクール卒のお子さま、おうち英語最優先のご家庭と似ているのではないでしょうか?

漢字も勉強も学校で習うだけで十分だと思っていたのです。だって日本人で日本人学校に通っているのだから

ところが、学校で習うだけでは漢字はまったく覚えられなかったのです。

小1の時から漢字が苦手で覚えることが出来ませんでした。でも、日本の学校に通っているのだから「時間が解決するだろう」と思って危機感なく過ごしていました。しかし、改めて気づいた時には4年生。溝はさらに深まっていました。

しかしまだ巻き返しがつくと思っていました。この時やっと、子供と一緒に漢字練習を始めましたが、完全に手遅れ。本人の漢字苦手意識、漢字が読めないことへの劣等感、漢字が読めないと他の教科も出来ない…という負のループに陥っていたのです。

「漢字を小1から家でも徹底して教えるべきだった」と今でも後悔し反省しています。

【後悔している本音②】ことわざ・慣用句に慣れさせるべきだった

これもまた漢字と同じで「ことわざや慣用句は学校で習えば良い」と思っていました。

今思えば英語維持に必死でした。やりすぎました。

ことわざも慣用句も国語の教科書に出てくる時にちょちょっと勉強すれば良いと思っていました。

しかし、英語の番組しか見せてこなかったので、ことわざや慣用句は想像を超えた吸収の悪さでした。

日本のテレビ番組をじっくり聴いていると、ことわざや慣用句がたくさん使われています。私たちは気付かないうちに、自然とことわざ慣用句を耳にして、学校で改めて習って定着させていたのです。

ところが我が子たちは「聞いたことある」というベースすら全くないまま、大きくなってしまったのです。ことわざ慣用句に触れてこなかったので、全く身につかないまま成長してしまいました。

ささいなことのように思いますが、ことわざや慣用句が伝わらない・理解できないと、日本人としての感覚がどこか欠けている感じがします。テストでは覚えて切り抜けても、この日本人としての感覚を育てられなかったことをとても後悔しています。

【後悔している本音③】一日15分日本語でニュース番組を見せるべきだった

我が家は、中国駐在時も日本へ一時帰国しても本帰国しても、日本のテレビ番組をほとんど見ずに過ごしてきました。日本にいても英語番組最優先でした。やり過ぎました。

今思うと、日本語のニュースを見せるべきでした。1日たった15分でもよかった、と思っています。朝のニュース番組や、夜のニュースなど、見せるべきでした。天気予報だけでもよかった、とすら思います。

TVから吸収する知識は、映像と言葉によるものなので、記憶に定着しやすいです。誰にでも伝わるように構成されたテレビ番組。これを1日15分みるだけで、子どもたちの日本語吸収力は全然違ったと思います。

我が家は、英語を優先しすぎてまったく日本語テレビを見せませんでした。正直、日本のTVから得るものは何もない、とさえ思っている時期すらありました。狂ってました。

朝学校へ行く前の15分だけでも、朝のニュース番組を見せていれば…と思います。

後悔してほしくない!親にしか出来ない日本語教育がある

英語は確かに誰にも負けない英語力を付けることが出来ました。英語には自信があります。でも日本人なのに、日本に住んでいるのに、日本語はどこか欠けていて不完全なのです。

あれもこれもと、求めるのは欲張りだと思います。しかし子供たちが漢字や国語・社会で苦労して、自信が持てない性格にしてしまったのは、親である私の責任だと痛感しています。

英語育児、バイリンガルに育てたことに全く後悔はなく、英語を維持してきて本当に良かったと心から思っています。その反面、日本語は完璧ではないことにわたしが負い目を感じています。

後悔している3つのポイント

  • 漢字
  • ことわざ、慣用句
  • ニュース番組

これだけではないと思いますが、もし小学校低学年に戻れるなら、私はこの3つには重きをおいて日本語学習をやり直したいと思います。

今子育て中の保護者の方がもし「英語やり過ぎてるかも?」「英語と日本語のバランスがわからない」とふと思ったら、私の後悔している経験を思い出していただき、参考にしてもらえれば幸いです。

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